老人性イボ

    カテゴリー:ナーシングトーク

    2020年06月22日

    お客様からも相談を受けることが多い、、

    イボ!!!

    一般的に「イボ」というと、、

    ウイルスが皮膚などに感染して起こるものを想像しますよね。

    しかし!!

    老人性イボは、、、

    「紫外線の影響」

    によるものなのです!!!

    1~5㎜ほどの大きさで、茶色あるいは濃い茶色であることがほとんど。

    シミと思っている人が多いようですが、、

    (1)触れてみると盛り上がっている。

    (2)表面が少しざらざらしている。

    この状態になってしまうと、、

    シミではなくイボ!!!

    シミではないため、塗り薬や美白剤のケアで改善することはありません。

    イボを除去したい方は皮膚科で相談しないとなくなりません、、。

    そして、

    老人性イボは、

    「脂漏性角化症(しろうせいかっかしょう)」

    あるいは

    「老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)」とも呼ばれます。

    皮膚の良性腫瘍。

    しかし、そのまま放置していても悪性に変わることはありません。

    老化現象のひとつなので!!

    老人性と呼ばれながらも、約20~30代の若い人にもあらわれることがあります。

    そのため、

    最近では「脂漏性角化症」という呼び名を使うことが多いようです。

    そもそも、、人間の皮膚は、、

    メラニン色素によって、紫外線によるDNAの破壊や皮膚癌の発生を防いでいます!!

    そのメラニン色素は、

    皮膚の一番外側の表皮にあるメラノサイトが紫外線などの刺激を受けることで作られ、表皮にバリアを形成して、肌細胞が紫外線の刺激を受けないようにブロックしてくれるのです!!!

    ところが、、、

    加齢によってお肌の新陳代謝が衰えた上に、長年に渡り紫外線を浴びることで、排除しきれないメラニンが少しずつ蓄積して残ってしまい、、、

    やがて溜まったメラニンが突起してしまうのが「老人性イボ」!!!

    そして、、、

    老人性イボの治療は、、

    皮膚科で行う

    「液体窒素」

    「レーザー治療」

    の2つが主な方法です。

    イボが発生した箇所などによって、治療方法を使い分けることがあります!

    まず、、、

    「液体窒素

    マイナス196℃の液体窒素を患部に押し当てて、低温火傷で焼く冷凍凝固術です。

    保険が適用できるため、

    費用が比較的抑えられる治療ですが、治療の際にはヒリヒリとした痛みを感じてしまいます。

    また、

    炎症後色素沈着とよばれるシミができることがあるため、顔などを治療するときは、医師とよく相談することが大切です。

    そして、

    「レーザー治療」

    炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)でイボを削る治療です。

    自費診療のため、費用はかかりますが、根本治療であるため、顔の治療に適していますよ。

    局所麻酔を使用するので、痛みはありません。

    そして、ほとんどの場合、1回の照射できれいに取り除くことができます。

    レーザーを照射したあとは、約1~2週間で新しい皮膚が再生されます。

    お顔や、お首まわりなどの目につきやすいところに出来やすいイボ、、。

    大きいイボは、老けて見えてしまうこともあります。

    気になっている方は皮膚科に相談してみるのがいいかもしれませんね!!

    宮本。