体にいい油 その2

    カテゴリー:ナーシングトーク

    2020年07月30日

     

    「体にいい油」とは一体どんなものなのでしょうか?

    油には、、、
    「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」の2種類があります。

    〈飽和脂肪酸の特徴〉
     
    摂りすぎると、悪玉コレステロールが増加し、生活習慣病の原因にもなるので、摂り過ぎると体に悪い油です。

    一般に固形で乳製品や肉などの動物性脂肪に多く含まれています。
    飽和脂肪酸の中でも、ココナッツオイルは
    消化吸収がよく、体に脂肪がつきにくい種類なので体にいい油です。

    〈不飽和脂肪酸の特徴〉

    「不飽和脂肪酸」は、
    植物や、魚介類から摂取できます。
    これに分類されるのは「オレイン酸」や「DHA」など。
    これらはコレステロール値を下げ、生活習慣病の予防にも効果があると期待されています。
    特に、DHAは青魚に多く含まれます。

    さらに「不飽和脂肪酸」のうち、
    おすすめの食品をご紹介!!!

    ⭐︎オリーブオイル

    美肌や便秘解消に効果あり!!
    オレイン酸の割合がほかの食物油に比べて多い特徴があります。
    空腹時にスプーン1、2杯のオリーブ油をとると便秘解消に効果的とされています。

    ⭐︎ライスオイル(米油)

    悪玉コレステロールを下げる働きが!!
    米ぬかからできたライスオイルには体にいい成分が含まれています。
    最近はスーパーなどでも手に入るようになりましたよ。
    γオリザノールという成分は紫外線を吸収して皮膚を保護するため化粧品にも使われます。

    ⭐︎椿油

    髪や肌にツヤを与えます!!
    髪や肌に使用することが多い椿油ですが、実は食用としても使える胃に体にいい油なのです。
    酸化しにくいオレイン酸を多く含んでいるため、オリーブオイルと同じような効果が期待できますよ。

    ⭐︎アマニ油

    不足しがちな栄養素を手軽に補充!
    小さじ1杯にオメガ3のα-リノレン酸が2.5gほど含まれています。オメガ3系の亜麻仁油は熱に弱く酸化しやすいので、サラダにかけたり、おみそ汁もおすすめ。コクが出ますよ。

    ⭐︎エゴマ油

    オメガ3脂肪酸(α-リノレン酸)が約60%以上含まれる油!!
    別名「シソ油」。
    無味無臭でサラっとしています。
    1日の摂取目安量は大さじ1杯。
    こちらも熱に弱いので加熱しないようにしましょう。

    では、、
    油はどの程度摂取して良いのでしょうか??

    食事で摂取した油は、
    そのまま体脂肪にはなりません。
    脂肪酸に分解され、身体の構成成分になります。
    1日に必要なエネルギー量の20-30%は脂質より摂取するといいと考えられています。

    なので、、
    成人の摂取カロリーはおおよそ、
    1,800~2,200kcalとされているので、330~660カロリーを目安に脂質を摂り入れるといいそうですよ。

    『体にいい油』を
    普段の生活で意識し、適度な量を摂取していければ、自然に健康的な生活が遅れそうですよね♪

    宮本。