性交痛

    カテゴリー:ナーシングトーク

    2020年08月16日

     

    前々回のブログでご紹介した、
    女性の閉経と更年期、、、

    今回は、、さらに
    女性の性行痛について!!!

    私の友人からも度々、相談を受ける事が増えた、、、

    『性行痛』

    「以前は全く痛みなんてなかったのに、、、」
    と言う友人が多くいます、、。

    これも、
    女性の性機能の変化の一つなのです。

    女性ホルモンの欠乏が、
    腟粘膜を萎縮させ、性的興奮時の腟潤滑液が減ってしまいます。

    そして、
    挿入時の痛みの原因になり、
    中高年女性のセックスレスの理由に。

    閉経後の性交痛に対しては、
    女性ホルモンが根本的な解決策となるそうです。

    腟粘膜の萎縮がかなり進行してからでも、2週間から1ケ月の治療でかなり回復するのだとか!!

    さらに、
    腟粘膜萎縮には全身作用が少ないエストリオール製剤が有効。

    エストリオール製剤には
    経口薬と腟坐剤があり、腟坐剤は粘膜作用が十分で、全身作用・副作用ともに少ないという特徴があります。

    しかし、、
    腟前庭(尿道と腟が開口している所)の粘膜の改善にはやや時間がかかり、このため性交痛が軽減しない人もいます。

    このような場合や、
    女性ホルモンが使えない(または使いたくない)人には、
    腟潤滑を補充するゼリー剤をおすすめ。

    また、潤滑剤を多めに使ったコンドームの使用もいいですね。

    閉経後にパートナーに求められることが苦痛に感じてしまう、、、
    それはお互いに悲しいことですよね、、。

    更年期以降のセックスは、
    性欲を満たすだけのものでも、
    生殖を目的とするものでもありません。

    お互いを思いやり、

    触れ合って、

    『癒し合うため』

    そのための、

    『コミュニケーションの手段!!!』

    として、、、。

    パートナーの方の、
    心や体の変化を受け入れ、、、
    お互いに癒し合う時間にできたらいいですよね♪

    宮本。