医療は最新であるべきだけど、あるべきじゃない②

    カテゴリー:ナーシングトーク

    2021年09月2日

    昨日の、パート①につづき…

    本日もまた、感じたこと。

    現在、コロナ禍において、

    先日千葉県で、コロナ陽性反応の妊婦さんが、病院での出産が出来ず、自宅で出産の後…新生児が亡くなってしまうと言うとてもとても悲しい事件をニュースで見ました。

    その他、日本の主要都市の病院がとてもとても大変な窮地に陥っていて、悲鳴をあげていることも、日々取り上げられています。

    少し、申し上げたこととは逆行してしまうかもしれませんが、またこれも私たち2人で感じた、、、

    病院での一コマ。

    先日、わたしは癌の疑いがあり、精密検査を受けました。

    その病院は、中央区が推奨している都内の病院。

    検査の後は2週間後に、再度病院で結果を聞くと、明記してありました。

    しかし、先日検査終了後、

    先生より、結果は郵送します!!

    その郵送物に、こちらからの指示を明記しますのでそれに従ってください。

    と言われた。

    え??先生。

    もし、手術になったとしても手紙ですか?

    と問うと、

    はい!!そうです。

    それでは、郵送をお待ちください。

    と診療室を出ました。

    次に受付の方に、再度同じ質問をすると…。

    はい!そう言うことになります。

    とりあえず、先生からの手紙に従ってください。それを見てどうしても、不安でしたら、お電話ください。

    と少し、イラッとした顔をしながら会計の準備をしていました。

    わたしは…混乱しながら…サロンへ戻りました。

    そして、すぐにれーにはなすと…やはりそれはないよね!?

    と言う話に…。

    私たちは、

    42歳と言う年齢。

    そもそも医療者である。

    何度か、病気を経験し、手術も何度か受けています。

    そういう私たちが、癌の精密検査の結果を郵送で確認するのと…。

    全く病気になったことのない、不安でいっぱいの一般の方。

    ここには、大きな差があり、後者だった場合、恐怖と不安で押しつぶされそうになるはず。

    病気のことは、

    自分の体の中で起こっていることなのに…

    先生に話を聞くことしか、自分の体の中で本当に何が起こっているのかわかりません。

    それなのに…。

    手紙で…郵送で結果報告…。

    手術だった場合…。

    きっと、怖くて怖くて、先生に話を聞いてもらい、少しでも安堵を求めたいと思うのが当たり前。

    このような対応は、もちろん、コロナ禍の蜜を避けるためもあると思いますが…

    昨日も伝えたように…。

    心のつながりが少なくなっているような…。

    高度であり、無駄なことはしない。

    もちろん、これは、効率的ではありますが…。

    人の心が…置きっぱなしな気がします。

    なんだかなー。

    瀧川